小児滲出性中耳炎アドバンスト

暗中模索の滲出性中耳炎

滲出性中耳炎診療は、我々医師にとっても、どうしたらいいのか、特に治りにくいお子様の治療方針で悩むことが実は少なくありません。その理由は滲出性中耳炎のことがまだあまりわかっていないというのが主な理由です。ごく日常的にある病気についてあまりわかっていないというのは一般の方々にとっては意外なことと受け止められるかもしれませんが、それは残念ながら否定しがたい事実なのです。

滲出性中耳炎の診療でははっきりとわかっていることのほうが少ないといっても過言ではありません。

たとえば、

など、はっきりと科学的根拠を持って答えられる人は世界でも誰一人いないのです。
なぜ、こんな基本的なことすらわかっていないのでしょうか。

  1. 自然治癒することが多いため、治療効果があったのか、自然に治ったのか、判断が難しい。
  2. 幼小児のため、自覚症状がわかりにくく、鼓膜所見がきっちりと取れないこともある。
  3. 聴力検査や言語発達等の心身発達の正確な評価も困難。鼓膜所見の変動がかなりあるが、通院時の評価しかできず(つまり断続的な経過観察しかできない)、その通院も不定期になりがち。

など、種々の理由があります。

ここでぜひみなさんに認識していただきたいことは、あやふやな点が多いということ。

ということはつまり、いろいろと違った意見の出る余地が大いにあるということです。 その辺の事情や色々と意見の相違点などについて、ここではとことん、掘り下げて解説を進めます。耳鼻咽喉科の先生方にとりましても、診療方針を考える上での1つのヒントにもなろうかと思います。ぜひご覧頂きたいと思います。

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